Sekiya Dance Lesson

アルゼンチンタンゴとガフィエイラの話や、教室のお知らせ。など。

アルゼンチンタンゴ|踊りを意識した音楽の聞き方

タンゴ音楽に合わせて踊るためには

先週月曜日に、音楽に合わせて踊り分ける後ろのオチョ3種類をやりました。
簡単な動きでも音楽に合わせて踊ると上手く見えるんだよね。

せっかくの機会なので、音楽のタイプを紹介します。

 ものすごーくざっくりな分け方だけど、まずは初心者の方向けにシンプルにすると、こんな感じかな。聞き分けの参考にしてみてね。
※ワルツ、ミロンガは除きます。

①きざむ系
ダリエンソなど

ジャッジャッジャッジャッて歯切れよく刻んでるね!
リズムとメロディどちらで踊るかによるけど、リズムは、足を開いた中間バランスのところを流さずに、ここで音を取ると、明確に見せることができます。
その他:カナロタントゥーリ

②エレガント系
ディサルリなど

ヴァイオリンのメロディが美しく、アクセントのスタッカートが効いてるね。
くどく踊らず、優雅に踊りましょー。
その他:フレセド

③ドラマティカル系
プグリエーセなど

いわゆる情熱のタンゴ!というと、こういう曲を思い浮かべる人が多いかもね。
音も速さも揺らいでいるので、ひざを使って、タメ(パウザ)をたーっぷりとって、緩急つけると、ハメやすいね。
その他:ゴビ

④新しいタンゴ
ピアソラなど。

トロイロから始まって、みんな大好きピアソラなどタンゴの歴史の中では新しめの曲。
すこーし踊るのが難しいから、練習や、サロンではそんなにかからないかも。
いい曲たくさんあるけど、まずは、①~③が踊り分けられるようになってから。
その他:サルガン

この4つかな?
上で書いたように、これはざっくりの分け方です。
分け方も色々あるし、時代によって同じ人でも異なるスタイルで演奏することもあります。
でも、アルゼンチンタンゴの音楽の特徴を捉えるのには、一番わかりやすいと思うので、
まずは最初の取っ掛かりとして、参考にしてみてね。


ーオマケー
タンゴは一つの曲をいろんな楽団が演奏する、ということがよくあります。
ラ・クンパルシータ(La Cumparsita)もその一つ。

例えば、ダリエンソの演奏は、バンドネオンが目立ちます。
強い音の後に極端に小さな音が来たり、
激しいリズムの後に泣くようなバイオリンが入ったり、
なんというか、激しいです。

指揮の仕方もかなり個性的だね~。この人がダリエンソ。

一方、「タンゴの紳士」と呼ばれたディサルリは、速さもゆるやかで、
終始バイオリンが音を途切らせず、歌うように、なめらかに演奏します。
ディサルリは、自分でピアノ演奏したりもするんだよ。

聞いてみると、各楽団の特徴が良くわかるね!
それぞれどんな風に踊るか、やってみてね。

 

んな楽団の演奏を集めた動画もありました!

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