久しぶりにダンスの話です。
気温が下がって、ミロンガが盛り上がる時期がやってきましたね。
混み混みミロンガもあるかも?そこで、
ミロンガでフロアをきれいにまわる、みんなでまわす、ためのコツについて書きます!
最初に少し基本のおさらい。
アルゼンチンタンゴは歩くダンスです。
スタイルによって、程度の差はありますが、ともかくフロア(ピスタ)を左回りに進まなければなりません。(ショータンゴは別だよ)
この円のことを「ロンダ」と言います。
目安としては、エフェクトタンゴくらいの広さなら、1曲の間に1周~1周半できるといいなー。
そして、
・追い越し(特に内側から)はNGです。ライン(列)を守りましょう。
・混んでいるときに、内側にもうひとつラインを作るのはアリです。(2重とか)
・ただし、一度内側のラインに入ったら、そのタンダの間は、外側のラインに戻るのは控えましょう。
こうやって、みんながラインを守って、適切なスピードでフロアを回っているのが理想的な状態です。
でも!
そうは言っても、前のパレハが進んでくれないし、パートナーがぶつかるのも避けたいし、難しい!という方のために、少しコツを書いてみました。
リーダー向けです。
美しいロンダを作るためのコツ
- 踊り始める前に、自分の前後だけではなく、フロア全体の混み具合を見て、適切な間隔をとりましょう。
- リーダーは、組むときに、ピスタの内側に45度くらい背中を向けましょう。
進行方向を向いていると、背後になる後続のパレハが見えませんが、フロアの内側にリーダーが背中を向けることで、前後のパレハを目視することができて、パートナーを守ることができます。
- 後ろに下がる回数を減らしましょう。下がるときは内側に下がりましょう。
最初にサリダを習うと、リーダーが下がって終わる形で習うことが多いので、つい下がりたくなっちゃう気持ち、わかります。
でも、そのまま下がると後ろにいるパレハにぶつかってしまいます。
基本的には、後ろに下がらないようにしたいのですが、それでも下がりたいときは、方向を考えましょう。
フロアの内側に背中を向けて下がると、人のいない円の内側に向かうことになるので、後ろのパレハとぶつかりません。 -
部屋の角を目指しましょう。
丸く回るというより、部屋の四隅を目指して進みましょう。円周を大きく取ることができて、混雑緩和につながります。 - 格好いい回転系の技とか、ミロンガで披露したいですよね。でも、ロンダの流れを停めちゃうんなら、それはちょっと後回しにしましょう。動きがたまる部屋の角なら、やりやすいかな?
初心者さんは特にありがちですが、フォロワーを飽きさせてしまうかもしれないかと色々やりたくなるけど、フォロワーはそれはあんまり求めてないらしいです。
回転しながら進む、というステップもあるので、歩くだけじゃ地味だし・・・という方は、ぜひ歩くバリエーションも増やしてください!
歩きだけで魅せるものも色々あるよ~。
他にもサリダだけでうまくまわる方法とか、たくさんコツはあるんだけど、とりあえずここまで!
前の人が動いてくれないんです、というのもすごーーくよく分かるのですが、みんなつながっているから、ぜひ、もう一歩詰めてみることをお勧めします。
続きはまた今度。
日本のミロンガがいいミロンガになってほしいなー、初心者さんも楽しく参加出来たらいいなーと思い書きました。
難しいけど実践してみてね。